秋の離島は要注意!?旅行前に調べておくべき2つのポイント。
南の島はまだまだシーズン真っ盛りな秋。
海水浴やマリンスポーツも楽しめる季節ですが、
旅行に行く際の注意点があるので参考にしてください(^^)
夏の終わり(秋)に離島に行く場合の注意点
・台風
こればっかりはどうしようもないのですが、
秋は気候がカラッとして気持ちいい反面、台風がバンバンやってきます🌀
離島に住んでいる人と旅行に来る人とでは、
台風に対する認識が違うように思うので書いておきます。
天気が悪いだけじゃない
私も地元に住んでいる時は、
台風=雨風が強くなるだけ。
もしかしたら学校や仕事が休みになるかも♪
なんてお気楽な考えでしたが、島暮らしを始めてから台風への認識がすっかり変わりました。
離島で体感する台風
必ずと言っていい程、生活に支障が出ます。
島へのライフラインとなる飛行機、ヘリコプター、船などは台風が通過するまで欠航となるので
スーパーや商店などはすっからかんになります。
島の一般家庭は高確率で家にストッカーがあるのですが、停電も多いので発電機を使ってストッカーの中身を守り抜いて船が来るまで生活する、
というスタイルになります。
民宿などはお客さんの分も確保しなくちゃいけないため大変💦
外出するなんてもってのほか!
大きくない台風だったら、外に出ることぐらいは出来ますが海から離れている場所でも潮で全身ベタベタになります😨
サーフィン、ボディーボード、サップ、シュノーケル、ダイビング、カヤックなどのマリンアクティビティは強風 高波 高潮などで中止になり、観光スポットや飲食店などのお店はほぼお休みになります。
キャンプの場合は帰るように促されたり、宿へ移るように指示が出ますが、素泊まりで民宿などに泊まっている場合は何とか食料を確保しなくちゃ大変!
先程書いた通り、スーパーや商店は早めに島の人達が食料確保のために動いているのでカップラーメンやパンなどは既に売り切れになっている可能性大です。
その上飲食店も休みになっている可能性が高いので、食料確保は絶望的…
もしこうなってしまった場合は、
①何でもいいからお願いします!って民宿に頼みこむ。
これが一番安全策でしょう。
ただし、台風が来た場合も食事は出せないなど言われていない場合に限ります。
②飛行場やフェリー乗り場をチェック
飛行場やフェリー乗り場っていうところがミソなのですが、島の中にある飲食店やお土産やさんは台風養生のため休んでいる可能性が高いです。
でも、飛行場やフェリー乗り場は台風で欠航しようがそれに対した対応があるので、中のお店も開いている可能性があります。
そこでカップラーメンを買うもよし、
お土産として売っているご当地の食べ物を買うもよし、
(お土産で渡す前に味のチェックが出来るから一石二鳥👍)
飲食店で何か食べるもよし。
意外に穴場だと思うので、もしも困った場合はチェックしてみてください。
離島に行く際は日にちに余裕を持って
ただでさえ天候や海が安定しなくて飛行機、船共に欠航が多い離島。
台風があるのに、まだ遠いから 小さい台風だから大丈夫、は危険です!⚠️
「明日大事な仕事があるから、今日中に帰らないとヤバイんです!!
どうしたらいいんですか!!!」
なんて言っている方をかなりの頻度で見かけますが、どうにも出来ません!
そうならないために、
①天気予報をチェックする
この時に重要なのは、晴れるのか雨が降るのかではなく、何メートルの風が吹くのか、海は荒れるのか。
そんなこと言われてもわからないよ!という方は、
②泊まる予定の宿に聞いてみる
のがおススメです。
もし欠航する確率が高ければ「今回は諦めた方がいい」「滞在日数を少なくすれば台風前に帰れるはず」などアドバイスが貰えます。
台風がどう動くか、どこまで大きくなるかなんて
わからないのでキャンセルする可能性も含めて宿に相談しておきましょう。
連休を取る店が多い
絶対に行きたかったおしゃれなカフェ、
美味しそうなご飯屋さん。
それが、9月10月は休みの可能性が高いんです。
島の繁忙期と言えば
5月(GW)7、8月。
5月のGWを休み無しで営業したあと、夏への準備も兼ねて少し休むか普段通りの休みで営業。
7、8月は休み無しでぶっ通しで営業。
という形を取る店が非常に多いです。
働いている人達はいつ休むのかと言うと、
必然的に観光客が少なくなってきた秋に。
せっかく来たのに開いてなかった!
とならないために事前にホームページやSNSなどをチェックしておきましょう◎
なかでも一番確実なのは電話です!
と言うのも、秋に休むのは決まっていたとしても
日にちまでは決まってない場合がかなりあるんです。
島の人同士の会話で、来週は民宿ガラガラらしいよ〜、船もだいぶ空いてきたって!
なんて情報が入ると、じゃあ来週1週間休もうか!
という感じでいきなり休みが決まったりします。
事前に電話しておけば、確実に営業するか 休む可能性があるのかを詳しく聞いておけるのと行きたいアピールにもなるので一石二鳥です◎
まとめ
秋の離島旅行の最大のポイントはなんと言っても
下調べです!
ノリで行ってみたら台風が来ちゃってずっと宿から出れなかった。
台風のせいでマリンアクティビティは全部中止で、やりたい事は何も出来なかった。
絶対に帰らなきゃいけない用事があったのに、飛行機も船も欠航で帰れなかった。
絶対に行きたいオシャレなカフェがあったのに閉まってた。
ご当地料理を食べたかったのにお店がやってなかった。
もし何も調べないで行ったらこうなってしまう可能性はかなり大きいです。
そうならないために秋の旅行は特に
下調べ必須です!
まだまだ島は夏日和。
朝晩は涼しくなってきましたが、
昼間は水着のまま遊んでいられるような気候です。
ぜひ事前に下調べをバッチリしてから遊びに来てください♪
離島の梅雨の特徴、楽しみ方。島は雨でも満喫出来る!旅行も実はおすすめなシーズン。
島に住んでいて気が付いたこと。
こっちの梅雨に慣れてしまってすっかり忘れていましたが、島の梅雨って本土とはちょっと違うんです。
そんな離島の梅雨事情、旅行中の過ごし方について書いていきます😃
離島の梅雨とは
梅雨と言えば、長期間にわたって雨が降り続くイメージがあると思いますが、離島の梅雨は違います。
離島の中でも「南の島」と呼ばれるような本州より気温が高い島の梅雨は、長く雨が降り続くと言うよりスコールが多くなります。
もちろん一日中雨が降ることもありますが、
ザーっと降ってピカッと晴れることが多いです。
天気がコロコロ変わりすぎて天気予報がアテにならないので、天気予報よりも雨雲レーダーを見るか実際に空を見て黒い雲が近づいて来ないかを確認する方が確実です◎
晴れマークでも雨が降るし、雨マークでも一日中晴れたりするのが日常茶飯事です。
そして、晴れていても湿度はかなり高めになります。
梅雨はいつ頃?
沖縄本島の梅雨は平均して5月初旬〜6月下旬頃。
沖縄本島より南に位置する島はもっと早くに梅雨の時期が来ます。
ただ、離島あるあるなのですが、自分の住んでいる島がいつ梅雨入りなのかわからない😅
だいたい本島が梅雨入りした1週間〜10日前ぐらいが梅雨入りになります。
旅行に来た時の過ごし方
宿でのんびり
せっかく旅行に来たのにもったいない!
と思うかもしれませんが、都会ではなかなか出来ないゆったりした時間を過ごすのもとってもおすすめ。
お昼寝するもよし、読書するもよし。
ぜひスマホの電源は切って過ごしてみてください♪
雨でも出来るアクティビティ
海で遊べばどっちにしろ濡れるので(笑)
アクティビティに挑戦するのもおすすめ!
濡れることが前提となっているカヌーや、雨が降っていても関係ないダイビングなどがおすすめです。
雨が降っていても風が強くなければ、
海の中にはそれほど影響は出ないので、綺麗な魚やサンゴが見れますよ!
陶芸やワークショップに参加
それでもやっぱり濡れたくない!って方は
陶芸やワークショップがおすすめです。
その島じゃなきゃ体験出来ないような伝統的なものもあるので、ぜひ探してみてください♪
ただし雨の日はかなり混むので、早めに予定を決めて予約しましょう!
博物館や資料館巡り
何度も訪れたことがある島でも意外に行ったことがないと聞くのが、博物館や資料館。
せっかく島に来たんだし、晴れてる日は外で遊びたいですもんね!
雨の日は、今まで行かなかった場所へ行くチャンスです。
島の歴史を学んでみるのも意外に楽しいですよ。
おすすめの服装
基本的にTシャツ 短パン サンダルで過ごせますが、突然のスコールが多いので濡れても大丈夫な服装が望ましいです。
スコールの後は晴れて暑くなるので、UVカット付きのウインドブレーカーなどを持ち歩くのがおすすめです。
女性の方はロング丈のワンピースなどは濡れると大変なので避けた方が無難です。
私の場合は、上下とも水着を着てTシャツにサーフパンツ。
肌寒くなった時用にウインドブレーカーを持ち歩きます。
男性の場合は水陸両用のボートショーツなどがおすすめですよ!
梅雨時期は天気がコロコロと変わりやすいので、その都度対応出来る服装選びにすることがポイントです。
日焼け対策はしっかりと
梅雨時期ならそんなに日焼けしたりしないでしょ!と思いきや、めちゃくちゃ日焼けします!
島の日差しはかなり強いので、日焼けしたい派の人も日焼け止めは必須です。
曇りの日でも紫外線は強力なので紫外線対策はしっかりしましょう。
5月ぐらいからよく、真っ赤になってしまった観光客の方を見かけます😅
ひどい方は水膨れになって病院行きなんてことも。。
意外にも島の人は暑い日ほど長袖を着ます。
紫外線が強い日に薄着でいるのは危険なのと、長袖の方が涼しいからです。
一日中雨の日でも油断せずに紫外線対策はしっかりしましょう!
梅雨時期の旅行がおすすめ
旅行中確実に晴れて欲しいなら梅雨明けが間違いないのですが、梅雨時期がとーってもおすすめな理由があります!
料金が安い
GW明けから6月中旬まではいわゆるシーズン前。
なので航空券代、ツアー代、宿代どれを取っても安くなっています。
どれも7月からは大きく値上がりしてしまいます💦
ピーク前なので空いていることも多く、お特に旅行出来ること間違いなしです!
台風の影響が少ない
夏になると同時にやってくる台風😅
旅行中に台風の影響を受けてしまうと、マリンスポーツや海水浴が出来ないだけではなく、最悪宿からも出れず飛行機や船も欠航して帰れなくなってしまうこともあります。
ですが、GW明け〜6月の間は台風が来たとしても1〜2回とかなり少なく、おおきな影響を受けることはほぼありません。
台風の影響を受けると旅行そのものがダメになってしまうので、6月下旬頃までが狙い目です。
まとめ
梅雨だからといって旅行を諦めるのはもったいない!
実は一年の中でもかなりおすすめな時期なんです。
まだ観光客の少ない島を思いっきり楽しんでください♪
春の恵み。楽しく採っておいしく食べる旬の"山菜"
春の陽気になった島は山菜採りに大忙し。
今年は例年より暖かいのか、いつもより1〜2週間早めに山菜が採れはじめています。
島に住むまでは特に好きでも嫌いでもなかった山菜ですが(失礼)、自分で採って食べるようになったら大好きになりました(単純)
採りに行くのも楽しいし、食べたら美味しいし、
なんと言っても無料!!
ありがたいことこの上なし!
山菜を採る時の注意点
採っていい場所か確認する
採ってもいい場所でなら、島民 観光客 問わず
自由に採っていい山菜。
私有地じゃないか
誰かの土地だったりしないか、
周りの看板をよく見たり
役場や近所の人に確認を取ってから採取すること。
農家さんが育てているものじゃないか
島の畑は分かりにくく、
一見誰でも採って良さそうなところでも農家さんが育てている場所だったりします。
農家さんが大事に育てているものを
勝手に採っちゃった!
なんてことにならないように、事前に確認を取ってから採取しましょう!
野生動物に注意
島によっては人に危害を与える野生動物が生息している場所もあります。
被害に遭わないように事前に調べてから行きましょう。
食べられるものか確認
あるんですよね〜
似ている山菜!
私はよくタラの芽に似ているものを採って、
山菜採りの師匠に怒られています😅
間違えて食べるとお腹を壊したり、
もしかしたら毒がある!なんて事もあるので、
必ず確実に分かるものだけを採りましょう。
自分の食べる分だけ
たまに山を丸裸にする勢いで採っていく人を見かけますが、そんなに採っても山菜って下処理は大変なものが多いしきっと腐らせるだけです。
根こそぎ採ってしまうと、来年生えて来なくなる可能性もあります。
他にも楽しみにしている人がいるので、独り占めするのはやめて自分の食べる分だけを摂りましょう!
ゴミを捨てない
もうこれは山菜採りだけの問題ではないですが、
ゴミは絶対に持ち帰ること!
山菜と一緒にゴミも拾うようにしていますが、
毎回毎回とんでもない量のゴミが捨ててあって悲しくなります。
自分で出したゴミは必ず持ち帰ること!
1人で行かない
離島は舗装されていない山道が多く、慣れていても歩きにくい場所が多いです。
1人で観光に来た方は、ガイドをつける、宿の人に帰宅時間を知らせるなどして単独では行かないようにしましょう。
おすすめの山菜
王道ばかりで申し訳ないのですが、
やっぱりコレがおいしい!
タラの芽
春と言えばこれ!
山菜と言えばこれ!なタラの芽。
狙ってたタラの芽ちゃんゲット!
— 斉藤彩季 (@sas_islander) 2021年3月22日
私のためにこんなにも美味しそうに成長してくれてありがとう!!!(笑)#本日の無料食材 pic.twitter.com/Z71XyJSYZK
島でもタラの芽は争奪戦です😅
お決まりのように採りにくい場所にあるし、
採りやすい場所のはすぐに誰かに採られちゃうし💦
先程も言いましたが、タラの芽に似てる山菜もあるので要注意です!
姫竹/根曲がり竹
私が一番好きな山菜です!
ほのかな苦味と鼻を抜ける香りがもう、
何とも言えない美味しさ。
新鮮なものだと、アク抜きせずにそのまま食べられる所がめんどくさがり屋な私にもぴったりです!
・たけのこご飯
・煮物
・炒め物
・メンマ
など使い勝手も抜群!
味見でだいぶ減ってしまった…😅#自家製メンマ pic.twitter.com/KNVBl3KNZq
— 斉藤彩季 (@sas_islander) 2021年4月26日
その中でも私のおすすめは、
そのまま丸焼きです!
皮がついたまま丸焼きにして、熱いうちに皮を剥いてマヨネーズをつけて食べる。
ほくほくの食感に程よい苦味。
鼻を抜けるたけのこの香り。
最高です!!!!
もう一つ美味しかったのが、
「ペペロンたけのこ」
オリーブオイルにニンニクと唐辛子。
ニンニクの香りがして来たらたけのこを投入してコンソメで味付け。
シンプルだけどとってもおいしくて、
しかも簡単です!
ご飯にもお酒にも合う一品✨
ツワブキ
自分で採るようになってから好きになった食材第一位(かもしれない)
山菜の中でもシーズンの初め頃に採れ始めるので、
ツワブキを食べると春がきたな〜🌸
なんて思います。
ツワブキの下処理
ツワブキが丸々入る大きな鍋か発泡スチロールを用意します。
そこにツワブキを入れて熱湯を注ぎます。
※茹でるのではなくて、
ツワブキの上から熱湯をかける。
1〜2分置いたら皮を剥きはじめます。
熱いので、ボウルに氷水をはって
近くに置いておきます。
調理する時に使いやすいサイズに折ったら、
そのままスーっと皮を剥きます。
これを繰り返します。
こんな感じで一本全部の皮が剥けたら、
すぐに水につけます。
水がすぐに真っ黒になるので、何度か替えながら一晩置いたらアク抜き完了。
全部剥き終わる頃にはフキのアクで手は真っ黒になります😅
洗っても何日かは落ちないので、
気になる方は手袋するのをおすすめします。
おすすめの食べ方
山菜と言えば炊き込みご飯!(?)
かと思われますが、ツワブキに関しては断然
混ぜご飯の方がおすすめです。
一緒に炊いてしまうと、せっかくのツワブキのシャキシャキした食感が無くなってしまいます。
なので、醤油 酒 みりん だし などで炒めたものを炊き込みご飯に混ぜるのがおすすめです◎
もう一つおすすめなのがツワブキの炒め物
ごま油を熱したフライパンでツワブキを炒めて、
醤油とだしの素で味付け。
そこに海苔を混ぜて(出来れば島海苔や岩海苔)
軽く炒めれば完成。
このレシピを友人に教えると、
他の野菜とかきのことか入れてみた!
鶏ガラにして中華風にしてみた!
とか言われるんですけど、ぜひアレンジせずに
一度このまま作って欲しいです(笑)
簡単に出来るもので言えば醤油漬け
タッパーなど保存容器にツワブキを入れたら醤油をどばどばかけるだけ!
辛いのが好きな方は島唐辛子を入れても美味しいと思います。
後は放っておけば完成!
お酒のアテにも最高です。
最後に
お手軽に春の味覚が楽しめる山菜採り。
自分で採って調理する山菜は格別に美味しいので、
ぜひ体験してみて欲しいです♪
【離島の季節】感動間違いなしの島ならではの船でのお見送り
4月に入って、毎日のように行っていた見送りラッシュも落ち着いてしまいました。
私の住んでいる島は高校までしかないので、
ほとんどの子が高校卒業と同時に島を出て行きます。
他にも学校の先生や警察官など、公務員関係の方々の異動もあるので、3月末は毎日のように誰かの見送りに行っています。
高校生、学校の先生、警察官など、一見私にはあまり関係がなさそうな人たちだと思うかもしれませんが
島の行事に参加したりなどでいつの間にか仲良くなっていることが多いです。
本土へ遊びに行った時に会えばいいと分かっていてもやっぱりさみしい!
毎年何人も見送りしているのに、こればっかりは全然慣れません。
離島の季節🌸
— 斉藤彩季 (@sas_islander) 2021年3月25日
この時期は進学や転勤で多くの人が島を離れていきます。
先週ぐらいから毎日見送り。
さみしいなぁ😭
島を離れていく高校生を見送る時なんか、親かよってぐらい泣いてます(笑) pic.twitter.com/FKv1JeG7Zp
離島ならでは、船での見送り
離島と言えばやっぱり船
島から本土へ行く手段は主に2つ。
飛行機か船になりますが、離島する時に圧倒的に多いのが船!
普段本土に行く時は飛行機を使う人が多いように思いますが、
やっぱり見送る方も見送られる方も
それっぽい雰囲気を出すためなのか、
よっぽどの事がない限り(離島ギリギリまで仕事があって、着いてもすぐに仕事!など)暗黙の了解で船で離島と言うことがほとんどです。
見送りの時の必須アイテム
見送りの時の必須アイテムと言えば、
なんと言っても紙テープ!
見送る側はテープを持ったまま岸壁ギリギリまで走って追いかけますが、これがまた泣ける!
紙テープが切れてしまった時に
あぁ、島を出ちゃうんだな。寂しいなって思いが一気に込み上げてきます。
ちなみに、紙テープの先端を持つのは離島する方。
紙テープを持って乗船してもらって、
先端を持ったまま岸壁側に投げてもらいます。
逆の場合もありますが、海風なども考えると
下から(岸壁)上(船の看板)に投げるより、下に落としてもらった方が確実なんです。
船ってゆっくりに見えますけど、以外に早い&海風の相乗効果で紙テープはものすごい勢いで出ます。
素手で持ってると火傷するので、ペンなどを持参して穴の中に通して持つのがポイントです!
島ならではの見送り
船での見送りは島ならではの光景。
極め付けは漁船の並走からの見送りダイブ!
泣きますよね、完全に。
離島する人も観光で訪れた人もこの光景を見たら胸が熱くなると思います。
島の見送りの最大の魅力
ここまでで既に充分に感動出来ますが、最大の魅力はなんと言っても見送りの時にかける言葉。
さよなら!なんて言う人はいなくて、
みんな口を揃えて
いってらっしゃい!とか
また帰って来てね!って言うんです。
進学や就職で島を離れる子供たちだけじゃなく、
職場の異動で内地に戻る人たちにも。
島が起点になっているような、島全体が家と言うような言葉がそれぞれの場所から聞こえて来て
最後まで島の温かさに触れられる瞬間です。
最後に
インターネットが普及している今の時代、「別れ」を意識することって少ないように思います。
それを思い出させてくれるような離島の見送り。
船という存在は島の人々に絶対に欠かせないもの。
色んな想いを乗せて、
この風習がずっと続きますように。
離島への旅行を考えている方へ
どこの島に住んでいるかも公表していないこんな私が
この記事を書いても意味がないんじゃないか…と思ってかなり悩みましたが、
もし一人でも考え直してくれたらと思い書くことにしました。
私の住んでいる島ではまだ感染者は確認されていません。
でもそれも時間の問題だと考えています。
緊急事態宣言が解除される前から毎日のように観光客の方を見かけました。
離島はどこも高齢者が多いです。
その上医療体制も整っていません。
私の住んでいる島の場合でいうと、
病院はなく小さな診療所が一ヶ所のみ。
時期にもよりますが、医療従事者も限られた人数しかおらず、医師で言うと1〜2人です。
感染症病棟なんてものはありませんし、
感染者を隔離しておける場所もありません。
人工呼吸器の数も限られており、
それも簡易的なもののみです。
本土と比べて医療体制が脆弱で、
感染者が出た場合、爆発的感染を引き起こして
治療などの対応は困難になります。
PCR検査をしても本土の大きい病院に送らなければいけないので、結果が出るまで数日。
悪天候だと島と本土の交通手段になっている飛行機や船はどちらも遮断されてしまいます。
もし、物資の輸送を担う飛行機や船で感染者が出ればライフラインが止まる恐れもあります。
小さな島の自治体に消防署はなく、
役場職員や地元の青年などが消防団員を務めているところがほとんどです。
もし、コロナ感染が疑われるケースが出ても専門的な知識のある救急隊員並みの対応は出来ません。
離島に行ったことがないからどんな所かわからないって方も、田舎だろうという想像はつくと思います。
田舎というのは、上に書いたような医療体制が整っていないだけではなく生活圏がとても狭いんです。
私の住む島は小さなスーパーが2つと、個人商店がいくつか。
営業時間も短いので(10時〜18時)どの時間帯に行っても必ず知り合いに会います。
毎年のインフルもすぐに広がるので、もしクラスターが出てしまったら大変なことになってしまいます。
ニュースを見ていると、これだけ旅行に行くのはやめましょう。観光は控えましょうと言っているにも関わらず、やっぱり来る人達がいます。
インタビューされている人達が、
島には人混みがないからマスクしなくてもいいから楽!
海外旅行に行けないから島に来た!
島は安全だから思い切って来てみました!
などと言っていて悲しくなりました。
島の人達を全員知っている訳ではないですが、
観光客かどうか、は一目で分かります。
そんな人達がマスクやトイレットペーパーを買っているのを見た時のやるせなさ。
私の離島好きにはもちろん、
島で仲良しのじーちゃんばーちゃんのことも含まれています。
綺麗な海の側に住めて、毎日風が気持ち良くて、食べ物も地酒もおいしくて…
だけが離島のいいところじゃない。
初めて会った時からぐいぐいで、いきなり家に入って来たり、
早朝に山菜を採りに行くから来い!って叩きおこして来たり、
畑仕事を手伝えって言ったり、
突然大量のお惣菜をくれたりする
大好きなじーちゃんばーちゃんがいるんです。
もしこのじーちゃんばーちゃんに何かあったら
どうしたって責任なんて取れません。
もしコロナが終息する前なのに離島に行こうと考えてる方がいたら、あなたのせいで誰かの大切な人を奪うことになるというのをよく考えてください。
緊急事態宣言が解除されたからといって、コロナが終息した訳ではありません。
離島の主産業は観光業なところがほとんどだと思います。
観光を自粛してください、
ましてやコロナが終息するまでは絶対に来ないでください。
なんて言うことは経済面だけでなくとも本当に厳しいことです。
このまま潰れてしまうお店もたくさん出てくると思います。
それでも何かあってからじゃどうしようもないんです。
どうかこれらの事をよく考えて行動してくれることを願います。
そしてコロナが終息した際には、ぜひ色んな離島を訪れて、
綺麗な海や森、その島でしか見れない生き物、それにそこで生きる人たちの笑顔に癒されに来てください。
もしこのブログを読んだ方が、今離島に行こうとするのを延期にして貰えたらとても嬉しいです。
島暮らしの登竜門!離島では日常茶飯事なこと。
1/17に放送されたフジテレビ系列の坂上どうぶつ王国。
私は動物が大好きなので、
動物系の番組は出来るだけチェックしています。
この日放送されたのは熊本県の猫島、湯島。
人口300人に対して、なんと猫200匹!
行ってみたーい!!😻
最近は色々な番組で離島情報がキャッチ出来るのでありがたいです。
私が知らなかっただけで昔からやってたのかな…?😅
今回は猫のお話ではなくて、
インタビューを受けていた島民の方が言っていた言葉が気になったので、ブログを書いてみたいと思います。
島の噂話が怖い!
その方が言っていたのは、「島の東側であの人が病気になっちゃったらしいよ!と話せば、西側に行く頃にはあの人死んじゃったらしいよ!」
になっていると。
思わず笑ってしまいましたが、
これめっちゃわかります!!
そしてよくある話なんです。
この島だけではなくて、どこの島も絶対にあることでこんな事は日常茶飯事です。
島の情報網はネットよりも早いんです!
私も、狭い道で偶然知り合い(男性)に会ったので喋っていたら、その日うちに彼氏出来たんだってー?と言われ、「彼氏?何のことだろう?」って思っていたら、次の日には結婚するらしいと言われ、もう何日かすると私が妊娠中との噂が広まっていました(笑)
他の島の飲み屋さんで働き始めた時には、ハーフっぽいよね!と言われたのが広まったのか、新しく来た子は外人らしい!からの不法入国をしているやら、パスポート偽造しているやら、母国に家族を残して出稼ぎに来ているらしいやら…(笑)
誰ですか!!!(笑)
初めて島暮らしをする人へ
当たり前のことですが、
気にしないで笑って流すのが一番です!
最初はビックリするし、島の人たちは自分のことが嫌いなんじゃないかと思って疑心暗鬼になったりしますが、逆に興味を持たれているとプラスに考えてやり過ごすのが一番です。
これ以外にも何度も見に覚えがないことを噂話にされて来ましたが、気にして否定し続けても噂はどんどん加速していき、結局自分の心に大ダメージを負うだけです。
私も島に住み始めたばかりの頃はよく分からない噂話を流されて、その度に落ち込んでいましたがいつのまにか慣れていました(笑)
噂話をしているのはいつも同じ人達で、99%の話はその人達の妄想か話が大きくなりすぎているだけです。
人の噂も75日なんて言葉がありますが、島の噂話はせいぜい1週間ぐらいのものです。
噂話大好きな人達はネタが有り余っているようなので、同じ人の同じ話をずーーっとしている場合じゃないんでしょう。
そんなことで落ち込んでいるのは本当にもったいないので、飲みに行った時の新しいネタが出来た!と思って噂話の本人が楽しむようにしていたらすっかり噂されなくなってしまいました(笑)
何にも否定せず、彼氏出来ただろ!って言われたら出来たと言って、妊娠しているんだろ!って言われたら、そーなのー!って言いながらお酒を飲む(笑)
パスポート偽造と言われたら、え!?バレてた!?って言う。
あんなに落ち込んでいたのが嘘みたいにすっかり慣れてしまいました。
娯楽が少ない離島では楽しみの一つになっているのかもしれません。
標的にされると大変なんですけどね😥💦
実際、「芸能人が不倫した」なんていうニュースが流れるとどこに行ってもその話ばかりです。
コメンテーターばりに自分が調べ上げた知識をこれでもかと披露して、誰が一番詳しい情報を持っているかで大盛り上がり!
おかげさまでどんどん知識が付いていきます(笑)
離島暮らしで一番大変なこと
それは、物流が悪いことでも物価が高いことでも台風の影響がハンパじゃないことでもなく、こういった噂話なんかも含めた人間関係だと思っています。
移住したてなんかは特に好奇の目で見られます。
どこの誰?何してる人?どこから来たの?何で来たの?何しに来たの??
なんて質問は一日に何回もされます。
その人の見た目、話した感じ、質問の答えから、新しく来た人はこんな人だよ〜に尾ひれが付いて本人も知らない噂話に発展。
もうこれは島暮らしの登竜門のようなものなので、ここで嫌になって諦めないで欲しいんです。
島の人たちに挨拶して、知り合いも増えて、行きつけのお店なんかも出来れば今までのは何だったんだってぐらい高評価になります(笑)
噂話はすっかり忘れてさられて、いい奴が島に入ってきた!って。
まとめ
先程も言いましたが、やっぱり気にしないのが一番!
島に住み始めて自分に見に覚えがない話をされているのを知ったら、このことか!って思い出して笑ってください😆
自分の噂話を笑えるようになったら上級者です✌️
島の人達もほとんどは悪気がある訳ではなく、
新しい住人がどんな人なのか興味があるだけなので、そこで嫌にならずに島生活を楽しんで欲しいなと思います。
島民総出で準備にお祝い「島の成人式」
新成人のみなさん、ご成人おめでとうございます!
ほとんどの市町村では13日に成人式の式典が行われたのではないでしょうか。
今日は島の成人式について書いてみたいと思います。
一般的には成人の日に成人式が行われると思いますが、離島は違うんです!🤚
私の住んでいる島では、
今年は1月3日が成人式でした。
近くの島では1月5日が成人式だったようです。
いくつか理由があるようですが、一番の理由は
ほとんどの人が島を離れてしまっているため、お正月の帰省に合わせて行えるように
ということです。
島の子供たちは大半が高校を卒業したら島を出て行きます。
そして進学したり就職したりするわけですが、もし成人式が成人の日だったら学校or仕事が休めない…となると出席出来ない!!!となる訳です。
帰省するのにも時間がかかりますからね💦
一生に一度のことですし、人数は少ないと言っても卒業後に同級生が全員揃うことはなかなか難しいと思います。
せっかくなので全員揃ってお祝いしたいですよね😊
私も仲のいい子が成人式でしたので、ヘアメイクのお手伝いに行ってきました。
知り合った頃はまだ高校生だった子がもう成人式だなんて!!😭
大きくなったね〜😭(多分変わってない 笑)なんて言いながら勝手に親心を抱いてました(笑)
高校を卒業して島を出て行くときの船の見送りも、その子の親以上に泣きましたが(笑)
今回も勝手にしみじみして泣かせていただきました。
私の住んでいる島には何軒か美容室がありますが、
成人式のヘアメイクをしてくれるお店となるとかなり限定されます。
しかもみんなおばあちゃんの美容師さん。
ハタチの子がやりたいヘアスタイルが分かるわけもなく、問答無用で同じ髪型にされるそうです😅
親戚付き合いや、親がお世話になっているなどの理由でほぼみんな島の美容室に行っているらしいですが、今年は3人ほど髪とメイクをやって欲しいと頼まれました。
一昨年も仲のいい子のヘアメイクをやらせてもらったのですが、めちゃくちゃ評判がよかったみたいで島の新聞の表紙にもなったんです✌︎
まぁ、みんな同じ髪型の中1人だけ違う訳ですし。
今年の成人式はその妹ちゃん。
絶対に私にやってもらいたい!なんて言ってくれるから、嬉しくて張り切って行ってきました!
ちなみに着付けをやってくれる店もないので、出来る人たちが総動員でやります(笑)
朝の4時ぐらいから親戚やらご近所さんやらがぞろぞろ集まって、あーでもないこーでもないってワイワイしながら準備開始。
6時ぐらいになるとお祝いを持った人がどんどんやってくるんです。
早くないか?(笑)
なんて思いましたが、早く来ないと肝心な主役が出掛けちゃうからだそう。
8時過ぎには無事に送り出して一安心。
妹ちゃんもその友達も大満足してくれたのでほっとしました。
入れ違いでまたおばちゃん達がぞろぞろと集まってきて、今度は夜の宴会の準備を始めるそうです。
本当、島民総出で成人式の準備をしているみたい。
成人式の式典は誰でも見ることが出来るので、私もちらっと見に行くことに。
またもや感動😭
島の成人式は人数が少ないので、1人ずつ両親への感謝の手紙を読むのですが、ここでもまた泣きました(笑)
一体どの立場で泣いてるんだって感じですが、
感動しちゃったんだからしょうがない。
ふと、島に住んでいなかったら成人式なんてニュースで見るぐらいのものだったな、なんて思うとハタチの時には考えもしなかった人生を過ごしてるな〜なんて成人式を見ながら1人で感慨深く思っていました。
夜はそれぞれの家で盛大なお祝いが開かれます。
私も呼んでいただいたので3軒ハシゴしてきました✌︎
お寿司にお肉に島で取れたお魚に島酒にと、
もうとんでもなく豪華!!!
主役はというと、誕生日会のように座っていればいいなんてことはなく大忙し💦
来る人来る人にお酌をして、今までのお礼を言って料理を取り分けて、と晴れ着のまま走り回っていました。
「式のときも泣いてたでしょー!(笑)」なんて笑われながら私もお酌してもらいました。
髪型は大好評だったらしく、みんな羨ましがってたよー!って言われてもうめっちゃ嬉しい(笑)
私がお邪魔した時点で30人以上はいたので、親戚多いな〜なんて思っていたら、
全然関係ないけど成人式=祭りだと思っていて楽しそうだから来てる。みたいな人も何人かいるとか(笑)
もう、こういうところが大好きなんですよ!
今年で11年目になりましたが、
まだまだ飽きない島生活です。